ヘミシンクとゆるゆる日記 レトリーバル現世編
2011-02-21 レトリーバル No.3
♪ ぴんぽんぱんぽーん ♪
ブラックしんじゅ☆♪からのお知らせです。
小学生、中学生のお子ちゃまは今すぐこの記事を飛ばせ。
今すぐ寝ろ!明日まで待て!以上!!
読みやがったら、承知しないからな!!
夜中にチビっても知らないぞ!!
…暗闇に奇妙な音だけが響く。
「…ピチャ、ピチャ…。」
最初は自分がおもらしをしたかと思って、びっくりして目を覚ました。
(うわ、チビッた?もうすぐお姉さんなのに…。お母さんにおこられる。)
ふと、音をする方をみると、自分のお腹の上に人の頭が見える。
「…なにしてるの?○○○○?新しい遊び?」
頭の主が顔を上げ、にやりと笑う。
「そうだよ。新しい遊びだ…。おとなしくしてるんだぞ。」
そう、言うと再び顔を落として、少女の股間を舐め始める。
「やだよ。もう、しんじゅ☆♪眠いんだもん。
遊ぶのは、あしたぁ。」
そう言って、少女は体をくねらせ、横向きに寝ようとする。
男は少女の体を仰向きに直し、両膝に両手をかけて足を開かせる。
「えぇ?○○○○。くすぐったいよぉ。
もう、寝るんだからぁ。いやぁ。」
少女は男の手を蹴り、ごろりと横向きになる。
しかし、再び、男に体を起こされ、股間に顔を入れられる。
(なんか、ヘン。
いつもならイヤだって言えば、はいはいっていうのに…。)
「イヤっ!」
少女は眠りを邪魔されて不機嫌となり、男の首を蹴る。
これで安心して眠れるはずだ。そう少女は信じていた。
「このガキッ!!」
バシッ!!
しかし、少女は左頬に強烈な張り手を喰らわされていたのだった。
そして再び、男に、強引に膝を割られてしまう。
少女は呆然としながら、自分の頬に左手を当てる。
おでこや瞼などの顔の左側全体がジンジンと痛む。
頭もキーンという金属音が鳴り響き、クラクラしている。
(痛い、なんで?)
「イタいよう、イヤだよう、ウワーン。おかあさーん。」
少女は泣き出してしまう。
「このガキ、騒ぐな!黙れ!」
さらに張り手が2発少女を襲う。
左右の頬をを強打され、口の中が切れて、氷を突っ込まれたかのような痛みが走る。
手の当たった頭の部分がひどく痛み、さらにめまいが襲う。
あまりの事に、呆然とし、目に涙を浮かべたまま、少女は黙る。
その時、少女の脳裏に母と姉と一緒に見たテレビのワンシーンが蘇る。
それは土曜日の午後八時に放映されていたドリフターズのコントだった。
粗相をしでかした役者に対して、相方の役者が相手の股間を蹴り上げる仕草をみせる。
すると、トライアングルのチーンと澄んだ金属音が鳴り響き、股間を蹴られた男はその場に崩れてしまう。
それをみた聴衆が、ドッと沸くシーンだ。
それを母と姉が手を叩きながら笑って観ていた。
母に対して、「どうして笑うの?」と、問いかけると、
「悪い事しようとする男の人にはあそこを蹴るといいんだよ。
女の人でも男の人をやっつけれちゃうんだからね!
そこがまた面白いんだよ。」
と、目に涙を滲ませながら、笑いながら答えてくれた事を思い出す。
(そうか、これはワルイ男の人なんだ!エイッ)
少女はそう、考え、男の股間を蹴り上げようとする。
しかし、足のストロークが短い。
届かない。しかし、頑張れば届くはずだ。
腰を浮かせた状態での何度目かの挑戦で、クリーンヒットする。
(これで、チーン!♪で、ドワッだよね!)
きっと、褒めてくれるはず。しんじゅ☆♪面白いねって。
しんじゅ☆♪痛いことして悪かったなって謝ってくれるはず。
しかし、現実は違った。
「このガキッ!死ねっ!!」
男はしばらく声も無くしゃがみこんだかと思うと、おもむろに少女の左の足首を掴み、思い切り股間を蹴り飛ばす。
少女の体は衝撃を受けて、布団の上に投げ出される。
一瞬、股間に氷を当てられたのかと思う、ヒヤッとした感覚の後、一拍置いて、熱を帯びた凄まじいまでの痛みが少女を襲う。
「ガァァッ!」
少女は子供らしからぬ低い呻き声を上げる。
あまりの衝撃に少女が気が遠くなりかけたその時、男は再び少女の両足首を掴む。
そして、2度、3度、4度目の容赦の無い足蹴りを少女の陰部へ入れる。
「ウガァッッ!ギャァァ!ゲェェッ!」
衝撃を受ける度に、信じがたいほどの苦痛が少女を襲う。
口の端から、空気の混じったよだれが大量に垂れ、頬のあたりでパチプチと小さな音を立てて、気泡が弾ける。
もはや、人間の所業とは思えない。
少女は足を強くもがき、何とか片足が自由になった、その隙にもう片方の足を掴む男の手首を蹴る。
しびれる頭で、必死に体をよじり、男から逃れようとする。
「いやぁあ!
だれか、助けて!
おとうさん、おねがい!
おかあさん、助けて!!
おねえちゃん、おにいちゃん!!おかあさ〜ん!」
ホフク前進し、上半身が布団からはみ出すが、すぐに男に足首を掴まれてしまう。
一度男の手足を蹴り、逃れる事が出来たかと思いきや、髪を鷲づかみにされ、強引に頭を引き起こされる。
「おかあさ〜ん、たすけて〜!イヤ〜!」
それでも少女は逃げ出したくて、必死でもがき、前進する。
その衝撃で、髪の毛が、ブチブチと大量に抜ける。
必死に何かにしがみつこうにも、平坦な畳しかない。
張り替えたばかりの畳に爪を食いたてるも、男は構わず少女の両足首を掴み、自分の元へ引きづり寄せる。
少女の爪が、畳目に垂直な引っ掻き傷を負わせ、バリバリと音を立てる。
その衝撃で少女の爪がいくつか割れ、爪の間に畳の繊維が突き刺さる。
「イヤァ〜!おかあさんタスけて〜!」
自分の体が自分とは思う方向と逆に引っ張られ、さらに宙吊りになり、頭に血が昇る。
そのまま、体を上下に3度揺すられる。
その度に、頭に激しい衝撃が走る。
首筋が不自然に曲がる。
髪の毛がふとんに擦り付けられ、ジャリジャリと音を立てて、不自然な方向へと引っ張られる。
最後に放り投げる様に、布団から半分はみ出した状態で落とされる。
左首と肩に強い衝撃が走る。
男が肩で息をつき、少女を見下ろしている。
仰向けに布団に投げ出された格好で、少女は泣き始める。
「イタい。おかあさん、助けて!」
「騒ぐな、このガキ!!殺すぞ!!」
男は少女の口を塞ぐ。
しかし、子供の手に対して、成人男性の手の平は大きすぎた。
口と同時に鼻の穴を塞ぎ、自発呼吸ができなくなる。
男はそれに気づかない。
少女は必死で男の手に爪を立てる。
男が手を離す事で、やっと、息が吸える。
はぁはぁ、と短い荒い呼吸の後、容赦ない張り手が何度も少女を襲う。
「イヤ!助けて、おとうさん!
おねがいぃ!
ダレか助けて!
おかあさん!おにいちゃん!おねえちゃん!」
なんで、なんでだれもきてくれないの?しんじゅ☆♪こんなにイタいのに。
だれでもいい。だれか、だれか、だれかたすけて!
再び泣き叫び始めた少女の鼻と口を更に男が塞ぐ。
男の体重が顔にきしきしとのしかかる。
「騒ぐな!殺すぞ!黙れ!人が来たらどうする!」
涙がとめどめなくこぼれる。
どうして?どうしてこんなめに?コロス?あたしコロされるの?
だれもこない。もうだれもこない…。もう、ダメ…。
意識が遠のく。
もう、ダメ…。
遠くで、自分の心音だけが聞こえる。
頭がボーっとする。
もう、ラクになりたい。もう、ダメ…。
トクン、トクン、トックン、トックン、トッックン、トッックン、…ット、…ット、……ト。……。
男の手が顔から離れても、少女は呼吸するのをやめた。
呼吸が完全に止まる。心音も静かに消えていく。
男は少女の異変に気づかない。
おとなしくなっただけだと思い、再び少女の体をふとんに横たえ、膝を割り始める。
しかし、何度立て直しても、少女の体はぐにゃりと脱力し、膝が立たない。
不審に思い、少女の名前を呼びかけるも、反応が無い。
初めて少女の異変に気づいた時には呼吸が止まってから1分程経っていた。
「おい、どうした。ふざけるな!」
男は少女の体を自分の膝の上にのせ、体をゆする。
「おい、これがアイツに見つかったら、やばい、おいしんじゅ☆♪起きろ!」
男は少女の両頬をひっぱたく。
その、衝撃で、少女の呼吸と意識が戻る。
「ッツ、ケホ、ゲホ、ゲホゲホっ。ハァ、ハァ。」
少女の目の前に男の顔がある。
少女は恐怖に襲われ、痙攣を起こす。
「うわっ、気持ち悪りぃ。」
男は体をのけぞらせ、立ち上がる。
その拍子に少女は障子戸の側の畳の上に転がり落ちる。
体がグニャリと曲がり、顔と四肢がまるで、人形の様に不自然な方向へと曲がる。
男は少女をまたいで、急いで障子戸を開け、階段を飛び降りるように降り、部屋を後にする。
曇りガラスが嵌め込まれた障子戸は15cm程開いたままである。
(キモチわるいって、いった…。
しんじゅ☆♪のコトキモチわるいって。)
不自然な体勢のまま、少女は過呼吸の発作に見舞われる。
(タスケテ、だれか。くるしい。タスケテ…。)
20分程しただろうか。
呼吸が自然なものへと変化して行く。
すると、階段をキシキシと音を立てて、人が登って来る気配がする。
相手は階段の中程で、足を止め、部屋の中の気配を探っているようだ。
少女は体を強張らせる。
しかし、階段にいる人物はそろりと右手を伸ばし、ピシャリと障子戸を閉めただけだった。
少女は安堵する。
しかし、いつまた戻ってくるか…その恐怖に取り付かれる。
なんとか、体を起こし、障子戸とは逆方向へと肘の力で移動する。
しかし、体中、どこもかしこも痛む。
とりわけ、股間がひどい。
(にげなきゃ。にげなきゃ。
どこへ。だれのところへ。
だれも、だれもいない。
だれも、タスケテくれない…。)
布団の上によじ登った時点で力尽きる。
そこで、先ほど、男に口と鼻を塞がれた時の情景を思い出し、再び過呼吸の発作に見舞われる。
また、20分程すると、自然な呼吸に戻る。
(そういえば、さむい。)
体の右側を下にして横たわっていた為、布団に当たる部分が暖かくなり、ほっとする。
いまだ、股間は熱を持っており、、却って冷たい空気にさらされて、ちょうどいいと感じる。
ふと、気づくと何本かの指先が熱を持ち、まるで心臓が指先に留まっているかのように感じる。
何とか、必死で腕を自分の方に、引き寄せるも、布団に指先が引っかかる。
よく見ると、何本かの爪先が、横に割れている。
例えるなら、平らな爪先に分度器が接着剤でとめているかのようだ。
それが布団に引っかかっていたのだ。
(かなぶんの、足みたい…。)
少女はそう思った。
指先を口に運ぶ。
割れた爪先を歯で噛み切る。
また、呼吸が乱れて来た。
涙がこぼれる。
(どうして、どうしてなの。
どうして、だれもこないの。
どうして、おかぁさんはいないの。
どうして、こんなにしんじゅ☆♪はイタイの。
あんなにオネガイしたのに。
イヤだっていったのに。
しんじゅ☆♪のコト、カワイイっていってたのに。
しんじゅ☆♪のコト、ダイジだって。
おおきくなったら、およめさんにしてくれるって。
どうして。
どうして、イタイことするの。
…お父さん。
少女は絶望する。
…私達が訪れたのは、その時だった。
私は下腹部に走った鈍い痛みと共に、この惨劇の記憶が蘇る…。
それは平成21年6月27日土曜日の午後の体験だった。
いいか、いいつけを破ったチビどもに忠告する。
水着で隠れている体の部分を触ってくる奴は極悪人と見て、間違いがねぇ!
それが例え、親、兄弟、親戚、先生、美人でもだ!!
思い当たる奴は私と同じサバイバーだ!!
自分の身は自分で守れ。
絶対に諦めるな!!
どんな人間もいつか死ぬ。今すぐ死ぬ事はないぞ!!
絶対回りに正義のミカタがいるはずだ!!
毎日きちんと挨拶をしろ!!
挨拶を褒めてくれる人間に喰いつけ!!
他人を褒める事が出来る奴は、余裕のある奴だ。
親、兄弟がひどい事をしてくるなら、そいつに相談しろ!
うまく言えないなら、以下の部分を印刷して手渡せ。
「この子供は、精神的、身体的、性的虐待を受けている可能性があります。
騒がずに静かに、この子供の心に寄り添ってあげてください。
子供の話を聞いたら、しかるべき所へ相談してください。
あなたの良心を信じます。」
いいか、あきらめんじゃねぇぞ。
絶対、生きてりゃ、いい事あるからな。
私が保証する。
お前は大事な存在だ。
自分を信じろ!
絶対だ。
今がつらくても、きっとそれが将来肥やしになる。
可能性を信じるんだ!
愛してるぞ!!
ブラックしんじゅ☆♪より