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夜明け前10

ルシフェルさんに殴りこみ(不発)をかけたのは、3月の連休後の土曜日の事です。

結局、ラファエルさんに、こってり叱られる結果に終わりました。

(どうも、私は直情径行っていうか、猪突猛進っていうか。
 視野がせまくて、いかん。
 チーフにもよく叱られるモンなぁ。
 周りを良く見ろって。

 そういえば、私、他のへミシンカーさんの体験を全然読んだ事なかったんだよね。
 他の人の知ると、自分の体験が異常に感じて、記事にする勇気がでなくなっちゃったら困ると思ってさ。

 もう、ここまで書いちゃったし、この際、他人の経験を知って、参考にさせてもらおう!)

私はパソコンを開いて、『ヘミシンク』の文字で検索をかけてみます。
ほとんど、代理店のサイトが表示され、あとはまるの日圭さんのブログなど。

そこで、まるの日圭さんのブログを開いて、そこにリンクを張られている方のブログをのぞいて見ます。

それぞれの方のブログにさらにリンクを張られているブログへと転々として、ちょっとだけチェックします。

(ふぅん、仲良くなると、こうしてリンクを張られるのか…。
 結局、似た雰囲気というか、持ち味の人が集まるわけね。
 ちょっと、変わったブログを見てみたいな…。)

次にスピリチュアルランキングの一覧をざーっと眺めます。
その中でもヘミシンクの文字をタイトルに入れているブログを探してみます。

(ふぅん、多いんだか、少ないんだか、よく分からないなぁ。
 ブログランキングに参加しているとも限らないだろうし、全てを見るのは無理か…。
 夢駆さんが、以前言っていたけど、ミクシィに入るのが、手っ取り早いかな…。)

ミクシィのサイトにアクセスするも、登録画面でつまづきます。

(うーん、また出来なかったな。何が悪いんだろう。
 それにしても、私みたいに、ミクシィに入れない人もいるだろうから、万人に読まれるブログでの情報発信の方が、いいと思うな…。
 その代わり、公共な意味で、あまりヤバイ事、書けないし、読まされたほうも気分悪いだろうし。
 最近の展開がアダルトになってきているから、ちょっと未成年に読んで欲しくないな…。
 でも、その一方で、最初は未成年向けに情報を発信していた訳だし。
 これじゃ、誰に訴えたいのか、よく分からなくなってきたな…。
 …ともかく、ヘミシンクブログだから、まぁ、へミシンカー向けって事で、いいか。)

再び、ブログランキングのヘミシンクブログを眺めていきます。

(なんだろ…。他人のブログ読んで、意外に思ったのは。
 自分の言いたいことを言っているだけで、読み手にわかり易く書こうとしている人って、意外と少ないかも?
 や、日記なんだから、それでいいのか…。

 でも、文章の巧い、下手じゃないんだよな…。
 表現がつたなくても、こっちの胸に響くものってあるっていうか…。
 結局、伝えたいって情熱というか、他人への愛っていうか。

 どんなに高尚な事、書いていても、結局自己満足じゃんってブログが多いよね。
 精神世界のサイトってさ。
 だから、あんまり覗くの好きじゃないんだよな〜。
 気持ち悪くなっちゃう。

 その点、ランキングの上位は大体いいのが揃っているね。
 たまに妙なものも混じっているけど。
 でも、固定客がいるからだろうし、もう少し下のランキングで、絶対いいのがあると思うんだけれど…。
 それでも100位内におさまるっていうのは、スゴイ事だね〜。)

マウスのローラーをカラカラ動かして、ブログ名と説明文を読んでいきます。

(うん、そこそこ、ヘミシンクのブログあるわ。
 でも、タイトルにもろ入れている人といない人がいるなぁ。
 これじゃ、ちょっと仲間を見つけにくいかも…。
 あ、いいか、誰かのブログを覗いて、リンク先を転々としてくだけか…。)

そこで、あるヘミシンクブログを覗いて見る事にします。

衝撃を受けます。
初めて読むブログで、まったく知らない人物の原発でのレトリーバルの模様が掲載されていました。
内容もさることながら、胸に迫るものがあります。

(なんだろう、この人、ドキドキする。
 懐かしい。胸が苦しい。)

訳もわからず、つい自分を抱きしめます。

(落ち着いて、とりあえず、当たり障りのないコメントを残しておこう。 
 それで、あわよくば、仲良しになってもらおうっと。)

次にそのブログのコメント欄を読みます。

(ふーん、やっぱり常連さん達だけか。
 めったに新規のコメントはないのね。
 これだけランキング上位でも、コメント数はこれだけか…。
 って事はここに書き込みをする人たちってよっぽどこの人を好きなんだねぇ。
 この人たちのブログも覗いてみよう。)

そこで、コメントを残していた方達のへミシンカーさんのブログを読んでみます。

ある人物のブログで再び、胸が痛くなります。
動悸がして、体が震えて、びっくりします。

(なんだろう…。涙が出てくる。
 全然知らない人なのに…。

 とにかく、もうちょっと遡って日記を読んでみよう。
 あれ?この日記…。ここに書いてあるの、もしかして私の事?
 この日付、確か私がミカエルさんにメタトロンになるようにって言われた日だ。
 
 それに、この作者の名前。
 以前、一度だけコメントくれた人と同じ名前だ。
 
 今までコメントくれた人と、随分毛色の変わった雰囲気の人だなぁって印象に残っている。
 内容も同じ様だし、やっぱり私の事を書いているのか?

 人違いかも知れないけど、気になるし、コメントを送ってみよう。)

すると、翌日この二人の人物のブログにコメント返しが掲載されていました。

(そうか!やっぱり、過去生で関係のあった人達なんだな…。
 って、全然覚えていないけど。
 オリオンとフランス?なんの事だろう…。

 そういえば、結局ミカエルさんとの過去生はさっぱり思い出せていないし。
 もしかしたら、彼らが何か知っているかも?
 これは、ぜひ仲良くなってもらいたい!
 
 でも、どこかで怯えている。
 怖い、真実を知るのが…。

 って、えぇ!コメントが送れない!
 しょーがいないな、もう一度…ってまたフリーズ!

 …再起動して…え!また固まった!
 もっかい、チャレンジって、またフリーズか!
 うーん、夜遅いし、明日にしよう。)

なんだか消化不良な気持ちを抱えて、コメント送信は見送りましたがこの後、結局何度チャレンジしても送信できませんでした。

実はこんな事は、私のブログの常連さんにも一人だけ同様の現象が起きていました。

そこで、私は、これはそれぞれのガイドが、余計な情報を与えるのをよしとしないと判断しての、通信妨害を受けているのでは?と考えて、彼らにコメントを送るのを諦めました。
…きっと、今は仲良くする時期ではない、という事なのでしょう…。

コメントへの返信をすっぽかす格好になってしまい、不義理をするようで、申し訳なかったのですが。
しんじゅ☆♪という名前での通信はよして、Sという匿名で、当たり障りのないコメントだけ残すようにしていました。

ま、ローカル1でこんな事してましたが、土曜の夜になると、ミカエルさんに会う為、フォーカス100へと移行します。

私「ミカエル…。」

私は彼の書斎に行き、しょんぼりうなだれて、彼の前に佇みます。

ミ「ふーっ・・・。」

ミカエルさんは読んでいた書類をテーブルの上に置いて、私を見て、ため息をつきます。
そして、私の前に佇むと、両手を組んで、私を見下ろします。

私「ミカエル、ごめんなさい…。言いつけを破って、ルシフェルさんの所に行ってしまって…。」

ミ「…もう、ラファエルから絞られたようだから、私からは注意しないよ。
  おいで。」

私がミカエルさんの胸にもたれるようにすると、ミカエルさんは私の顔を両手で挟んで言葉を続けます。

ミ「ルシフェルは危険なんだ。
  それにあそこに天使が行ったら、タダではすまない…。
  君が特別なんだ。
  とにかく君が無事帰ってきて良かった。
  彼は手加減したんだね。」

私「ミカエル、心配かけてごめんなさい…。」

ミ「…私の花嫁。
  君は自分の事がまるで分かっていない。
  自分が他の者に、どういう目で見られているか…。
  もう、彼の元へ行ってはいけないよ?」

私「ごめんなさい。ミカエル…。」

私は彼の背中に手を回して、泣き出してしまいます。




そうして、私達の日常が戻ったかの様に感じましたが。

やはり、数日経つと、突然ルシフェルさんに体を乗っ取られます。
高笑いを続けて、彼らに関係を強要するのです。


私は考えました。

先日ダンジョンへ勇んで彼に会いに行った時のやりとり。
私達の寝室で悪態をつく彼の言動。

なにか、違和感を覚えます。
ほんとうに、同一人物なのか?
あのやりとり。
私は怒りのあまり、意味を深く考える事ができませんでしたが。

ル『怒りの感情で私にはむかうとは。』



私は再び魔王の棲む宮殿へと向います。



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