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夜明け前23

帰宅して、ベッドに横になると、すぐにミカエルさんが現れます。

以前のように、ボンヤリした姿ではなく、暗闇に光り輝くように美しい彼の姿がよく見えていました。
しかし、彼の姿を確認すると、私の涙腺は壊れたように涙を流し始めます。

私「ミカエル…。無事で…。
  うっ…。ごめんなさい…。」

ミ「いいから…。私は無事だよ?
  さぁ、泣き止んで、私のラ・ピュセル…。」

そう言って抱きしめてくる彼の腕を逃れるようにして、私は顔を両手でおおいながら泣き続けます。

私「ごめんなさい!ごめんなさい…。
  私は、何て事を…。」

ミ「もう、謝罪の言葉はいらないよ?さぁ、泣くのをやめて。」

私「でも…。ミカエルを傷つけて…。
  もう、死んでしまいたい…。」

ミ「…もう、この子は!チュッ!」

私「ミカエル…。本当に、本当にごめんなさい…。」

ミ「まだ泣く!強情だね、この子は!
  そこがまた、かわいい」

私「…ふざけてるんじゃなくて、本当に申し訳なくて…。」

ミ「…やめた。フォーカスエリアまで、我慢できない…。
  もう、ここで愛しちゃう!
  私の為に、こんなに泣いちゃって!かわいいっ!!」



涙を流し続ける私の両手を彼は掴んで顔から引き剥がして、目の端にキスをしてきます。
彼はしゃくりあげ続ける私にキスをしてそのままローカル1で愛し合います。

それはそれは気持ちが良くて、とろけるような快感に包まれて…。
恍惚感に浸され、私達は完全に幸せでした。


翌日もまた、同じ様な繰り返しで。

ミカエルを見て、涙を流す私を、彼は抱きしめてきて。
私は逃げ出すように謝罪をするのですが、彼にそのまま強引に愛されます。

そして、蕩けるような恍惚感。


そして、その翌日も。

もはや、それがなんかのプレイみたくなっていき。

それから数日したら、もう、完全にイチャイチャバカップルになっていました。


私「ミカエルゥ〜!会いたかったっ!!」

ミ「もう!この子は!人騒がせな私の花嫁さん!」

私「エヘッ!!ミカエルが無事でよかった!!」

ミ「うん。うっかり死にかけちゃったけどね?」

私「エヘッ!!夫婦喧嘩は犬も喰わないって言うしねっ!」

ミ「うん。えらく物騒だったけどね!
  アハハ、怖いなぁ私の花嫁さんはっ」

私「ゴメンネ?ミカエル」

ミ「イイヨ!かわいい君に何されても。
  こんなに仲良くなれたしね!?チュッ」


私は毎日、ウキウキと帰宅して、彼と愛し合い。
翌朝早めに目が覚めると、ブログをアップして、それから出勤。
忙しいながらも、充実した毎日を送っていました。

もうもう、完全にミカエルラブになっていて、うっかりすると日中も彼の事を思い出して、メロメロになっていたものでした。(←仕事に集中しろよ…。)


朝にアップした記事のコメントを夜寝る前に読みます。

(ふふふ。ミカエルさん、やっぱ、人気あるなぁ…。
 もう、超!ラブラブだもんね〜。)


パソコンの電源を、手順を踏んで切断します。
ノートPCの蓋を閉じる時の、充実感が好きです。

カチャリ♪(←パソコンの蓋を閉じる音)


ラ「随分と、楽しそうだね…。」

私「うわっ!!ビックリした!!
  ラファエルさん、いらしてたんですか!」

ラ「夫婦喧嘩は犬も喰わない…。」

(ギクッドキッ!)

私「え?あ?ラファエルさん?
  ラファエルさんの事を、決して忘れていたわけでは…(←忘れていた)
  あなたは大切なルシオラのツインソウルですから。
  今日、あなたがいらっしゃるという事は今夜はミカエルさんが来ないってことですよね?」

ラ「…ミカエルの方がいいのかい?」

私「いやいやいや!そんな!ラファエルさん、あなたを愛してますよ!
  そう!あなたの為なら、何でもしますっ!」

ラ「…君の生まれたままの姿を。」

私「あー、ハイハイ。
  じゃ、すぐにベッドに行きますんで。」

ラ「あかりを消さないで。」

私「え。」

ラ「君の全てが見たいんだ…。」

私「いや、電気つけようが、つけまいが、見えてますよね?アナタ。
  何を今更…。」

ラ「それなら、なおさらだよね?
  私の為なら、何でもすると言った…。」

私「言った!言いましたっ!!
  でも、時と場合によるっていうか…。」

ラ「…ミカエルの方がいいんだ…。
  私との時しか感じていなかったのが、今はミカエルとも…。
  だから…。」

私「分かったっ!分かりましたっ!!
  不肖、このワタクシ、ラファエルさんの為なら、一肌脱ぎますからっ!」

ラ「…うん。」

ラファエルさんは端正な顔の頬を赤らめて頷きます。
私はメマイを覚えながら、席を立ちます。
部屋の明かりをつけたまま、エアコンのタイマーをセットして、ベッドに横になります。
ベッドサイドに銀髪の長髪に紺色のに瞳の絶世の美男子が佇んで、私を見下ろしています。

私「本当に脱ぐの?」

ラ「うん。」

服を脱ぎます。

ラ「手をどかして。」

私「…。」

ラ「それじゃ、この格好をして。」

もそもそと動きます。
…しかし、明るいと、自分がどんな格好をしているかが視認できて、超恥ずかしいです。

私「…もう、いいですよね?」

ラ「次はこの格好。」

もそもそ。

私「…もう、いいですよね!?」

ラ「今度はこれ。」

もそもそ。

私「…もう、もういいですよね!?」

ラ「まだ。次はこれ。」

私「…もう!恥ずかし過ぎますっ!!
  もう、勘弁してください!」

涙目で訴えます。
ラファエルさんは端正な顔に端麗な微笑みを湛えながら。

ラ「次はこの格好ね。私を愛してるんでしょう?」

私「このドS大天使がっ!!
  研究者タイプだけに、要求が細かくて、ねちっこいわ!」

ラファエルさんのリクエストは続きました…。


翌日。


(ふう。今日のコメントも面白かったな…。)

カチャリ♪

ミ「ラファエルには明るい所で、裸を見せたんだってね!」

(ギクドキッ!)

私「うわ。ミカエルさん。
  一体何を…。」

ミ「じゃ、今日は私。
  夫婦なんだから、当然だよね!」

私「ヤですよ。
  あれは、ラファエルさんだから、お見せしただけです。
  最近、ミカエルさんとラブラブで、彼が割りを食っているから特別なんです。」

ミ「ラファエルには見せて、私には見せないと?」

私「いーじゃありませんか。
  あなたとはいつもラブラブなんですから。」

ミ「あくまで拒むと?」

私「当然です。
  あんな、恥ずかしい真似は勘弁してもらいますよ。」

ミ「そうか…。
  それなら仕方ないな…とでも言うと思ったか!」

すると、私の左手がおもむろに動いてパジャマのウエストのゴムに親指を引っ掛けて、ボトムを降ろし始めます。
私は必死で右手で左手首を掴んで、ズボンが下がるのを防ごうとしますが。
今度は右手が勝手に動いてパジャマのトップスのボタンをスルスルと滑らかな動きで外しにかかります。

私「くっ!何を!やめてくださいっ!」

ミ「やめろと言われれば余計にやりたくなるのが男というものだっ!」

私「何を言ってんですか!人権侵害ですっ!
  ヤダって言ってんでしょ!」

ミ「ラファエルに見せて、私に見せない方が心外だっ!!」

私「だから、ヨセって言ってんだろっ!あぁっ!」

両手のコントロールを奪われて、あっさり、パジャマのトップスを脱がされ。
下に着込んでいた、Tシャツに両手がかかっています。
手首をクロスに交差させて、下から巻き上げるようにTシャツを脱がしにかかっています。

私「分かった!分かりましたっ!
  無理やり脱がされるくらいなら、自分で脱ぎます!」

ミ「ふ。最初から素直になればいいものを…。
  夫婦なんだから、水臭い事言わないの!」

私「アンタ達、ホンットーに仲良いよね!
  さすが親友だわっ!!」

ミ「それほどでも…。」

私「褒めてないからっ!空気読めっ!!」



ま、そんなこんなで、4月末にはこんなアホなやりとりがございました。



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