自分のブログを覗くと、ちょっとショックなコメントが入っていました。
それは初めて見るHNの方からのもので、
『現実に生かしてこそのヘミシンクでしょうに。
妄想を書いていないで、生身の男性とお付き合いした方があなたの為ですよ。』
といった、内容のものでした。
(ぐ…。あまりにもっともな意見だけれど。
夜明け前1だけ読んだら、そりゃ、そう思うよな…。
このブログ、天使とのあれこれを書きはじめたら、読者が離れるとは思っていたんだけど。
本当は、ここでブログをやめるか、そこらへんはぼかして書くかするか悩んだんだけど。
ちょうど、震災が起きて…。
自分でも、びっくりするぐらいの勢いでフォーカス100に辿り着いたものだから…。
これを読んだ人が、もしかしたら、勇気づけられるかもって思って。
本当は、すごく恥ずかしかったんだけど。
信じてもらえないかもしれないけれど、それならそれで、フィクションとして楽しんでもらえたら。
心細い思いをしている人や、現実がつらくてしょうがない人に、ブログを読んでいるひと時、それを忘れて。
ドキドキ、ワクワクしてもらえたら。
震災でどんなに現実がつらくても、ちょっと違う世界を味わったら、煮詰まった気持ちがほぐれるんじゃないかなって思って、記事にしていたんだ…。
でも、突然、こんなエロい話から入った人には、理解できないよね。
それは心配していたんだけど。
『初めて読む人に』ってページがあれば、いいなぁって思っていたけど。
自分自身、もう、ひたすら自分の体験談を書いているだけだから、何が言いたいのか分からなくなっているし。
いきなり、『自分レトリーバル』を読んでって勧めても、重すぎてヘミシンクまで敬遠されてしまいかねないし。
『少女時代』も最初は重いしな〜。面白い話もあるけど。
『ある愛の物語』も、やっぱ、突飛すぎるか…。
できれば、『少女時代』→『自分レトリーバル』→『ある愛の物語』の順に読んでもらえば、このブログの世界観が分かってもらえるとは思うけれど。
記事量が膨大だから、活字好きでないと、なかなか手が出ないよね〜。
だいたい、このブログが気に入らないなら、さっさと閉じて、読まなきゃいいだけだし。
わざわざ忠告してくるなんて、この人、きっと真面目な人なんだろうな。
そんで、きっと、夕べの懇親会で一緒だった人の誰かなんだろう…。
ガクッ…。
下手すりゃ、私を紹介してくれたムンクさんの評判まで落としかねない…。
仕方ない、万人にウケるのは土台、無理な話だし。
読み手がどのように受け取ろうとも、それはその人の自由だしね。
もう、この人、読みに来ることもないだろうけれど、弁明はしておくか…。
律儀にコメントを残してくれたんだ、この人なりの誠意に応えたい。)
そうして、コメント返しをしつつ、ブログには講演会のレポート記事をアップし。
ミクシィには、簡単な懇親会のレポートをアップします。
そうして、フォーカス21、フリーフローを聴いて、バロンの元へ飛び、巨大クリスタルを経由して被災地へと意識を飛ばします。
倒壊した建物の中、小雪の舞う土砂の上を歩いていると、震えている老人がいます。
私は最初、春物のグレーの細身のパンツスーツを着てローカル1のままの姿で歩いていたのですが。
この人物の目には奇異に映る可能性があると判断して、意識体を冬の制服を着た女子高生の格好に変身します。
私「お腹すいていませんか?おにぎりがあります。
あちらに暖かいお茶があって、毛布が用意してありますよ。」
老人は茫然としつつ、私からおにぎりを受け取り、頬張ると。
ちょっと頬を緩めて、「お茶が飲みたい。」と言います。
私「そうですか、ちょっと立ち上がって、歩いてみませんか?
ご家族があちらに待機しています。」
そう、私が促すと、老人は立ち上がり、私はその背中をそっと押します。
老人の目の前には木製の扉があり、その扉を開けると光が差し込みます。
私「さぁ、家族みんなが待っていますから。
こちらの事は、心配しないで、いってらっしゃい。」
そう言って、老人に扉の向こう側に行かせます。
パタン。
扉が閉じると、また薄曇りの小雪が舞う、被災地の情景に戻ります。
私は瓦を踏みながら歩いていると、倒壊した建物の中から悲鳴が聞こえます。
私「ヘルパーさん、お願いします!」
すると、どこからともなく、救急隊員の衣装を着た人たちがタンカを担いで近づいてきました。
彼らと三人で、家屋の中から、被災した人を引っ張り出します。
私もいつの間にか、救急隊員の格好をして、被災した人の手を握りながら。
私「大丈夫。傷は浅いです。
出血の割に顔色がいい。
病院にはご家族が待っていますよ。
安心して!」
震える被災者を乗せて、救急車が走り去っていきます。
また、女子高生の格好で歩いていると、電信柱の陰に、しゃがんでいる子供を発見します。
私「どうしたの?家族とはぐれたの?寒かったでしょう。
お姉ちゃんと、温泉に行きましょう。
家族も先にそこで温まっているよ。
ついておいで。
まずは、おにぎりを食べてごらん。」
小学生低学年の男の子は涙にぬれた瞳を見上げて、キョトンとしていましたが。
私からおにぎりを受け取ると、頬張り「温泉に行きたい。」と言って手を握ってきました。
私「おいで。この扉の向こうに車が用意してあるからね。
お母さんが待っているよ。
体を暖かくして、さっぱりしてくるといいよ。」
そう言って、突如出現した、木製の扉を開けて、そこを通り抜けさせます。
「お姉ちゃんは。」
私「お姉ちゃんは、後から行く。お家の人が待っているよ。
近所の人もみんな。
気にしないで、行っておいで。」
「うん。おにぎり、ありがと。」
パタン。
扉を閉じて、私は意識をローカル1に戻しました。
(…体が重い…。
これでは、一日3人が限界か…。
行方不明者は万を超えている…。
このペースではいったいどれだけかかるか…。
いや、諦めないぞ。
最後の一人まで、レトリーバルする。
だが、レトリーバルが自己流過ぎるのかもしれない…。
疲れた…。
明日、考えよう…。)
