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夜明け前44

ローカル1に戻った私はクッションバフバフと叩きつけます。

私「うわ〜ん!これじゃ、完璧に恋愛してんじゃん!何やってんの、自分っ!!
  あれは、私じゃな〜い!私じゃないんだからっ!!」

思わず、枕に顔を埋めます。

私「くぅ〜っ!!ミカエルの居所も分からないし。
  ルシフェルの事好きになっちゃってるしっ!
  ジャンヌの記憶が蘇って、情緒不安定でぐちゃぐちゃしてるしっ!
  もう、訳が分かんないよぉ〜!
  あぁ〜、最低〜!!
  これじゃ、投獄される直前にレイモンさんにすがったのと、同じ??
  どんだけ、恋愛好きなの、私っ!
  男の人にすがれば、解決するとでもっ!?
  もうもう、Rさんにへミ知覚戻せないしっ!!
  どうすりゃいいのよっ!!」

思わず、ベッドを叩きまくります。
しばらく、ベッドの上でじたばたしてたら、喉が渇いてきて、キッチンへ立ち。
飲み物を淹れて落ち着きを取り戻します。

私「はぁ〜。もう、ルシフェルの事は置いておいて。
  Rさんの事も、おいおい説明していこう。
  きっと、彼はそんなに記憶を取り戻していないだろうから。
  色々言っても、困惑させるだけだろうしね…。

  ミカエルさんの所在も不明のまま。
  こうなったら、私のへミ知覚を向上させて、なんとかしてフォーカス100へ向かうしかない。
  月末の大阪講演が、いいきっかけになるといいけれど…。」

そうして、落ち着きを取り戻した私はパソコンを開いて、受信メールを確認します。

私「アレ?ムンクさんからだ。」

メールを読むと、大阪講演の後に、スタッフとの懇親会があるから、参加しませんか?というお誘いのメッセージでした。雲黒斎さんも紹介するよ?とあります。

私「えぇ!?こっそり一受講者として参加するつもりだったのに。
  顔出しするの、恥ずかしいけれど、お礼も言いたかったし。
  その上、雲黒斎さんを紹介してくれるの!?
  これは、ちょっと…そんな、会いたいじゃ〜ん!
  あぁ〜、ブログにエロい事書いているから、顔出しNGのつもりだったけど。
  大阪だし、きっと関係者に会う確率低いし。
  思い切って、参加しちゃおう!
  ムンクさん、いい人だ〜!」

私はいそいそと参加します、とメッセージを送信して、再びネットサーフィンを始めます。
ついつい、仲の良くなった人に、ムンクさんの大阪講演会に参加するよって自慢をしてしまいます。

すると、ムンクさんと共通のマイミクさんから、メッセージが届いて。
実は、彼のガイドから、お酒をやめるように伝えてほしいと頼まれていて。
私からも、ムンクさんへ、お酒を控えるようにお願いしてほしい、という内容のメッセージが届きます。

私「えぇっ!?初対面の私から言って、お酒って控えれるものなの?
  ちょっと、無理だと思うけれど。
  それだけ、ムンクさんはガイドに愛されているのねぇ〜。
  なんか、アッチの世界って色々事情が筒抜けなのね〜。」

一応、がんばってみます、と返事を出します。
そして、他のヘミシンカーさんのブログを読み漁ります。

すると、Rさんのブログのコメントの常連さん達が過去生で私(ジャンヌ)を見ていた、という記事がアップされています。

私「うわ〜!うわ〜!なんか、すごいやぁ。
  私の事、記事にされてるっ!
  って、私じゃないか、過去生だもんな。

  すごいなぁ、まるでスピンオフだ。
  主人公がそれぞれのブログ主で、共通の時代に生きた物語を共有し合っている。
  こんなことがあるんだなぁ〜。
  ヘミシンクってすごいなぁ。
  ドキドキしちゃうっ!」

なんだか、浮かれてきました。
大阪講演まで1週間ほどです。

(この調子だと、あと2回ぐらい、ルシフェルの所に行かないと、体が持たない。
 …あと2回で、彼との関係に決着がつけられるといいのだけれど…。

 そういえば、またルシフェルの事を、ラファエルと言い間違えていたな…。
 彼の瞳が水色に見えて…。
 頭がボーっとして、思わず、口をついて出ていたんだけれど。
 なぜ、彼は怒らないんだ?
 不快になっても、いいだろうに…。
 大体、ラファエルさんの瞳の色は紺色だし。
 それを見間違えるのも、妙な話だな…。
 
 なんだろう…。
 青い水の正体も気になる…。
 
 あぁ、ダメだ…。
 猛烈に眠くなってきたぞ…。
 
 しかたない、ルシフェルが名前を言い間違えても怒り出さなかった、という事だけ覚えておいて。
 今日は、もう、休もう…。

 大阪講演、楽しみだな…。)

そうして、私はパソコンのフタを閉めて、その日は休んだのでした。



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