ローカル1に戻った私はクッションバフバフと叩きつけます。
私「うわ〜ん!これじゃ、完璧に恋愛してんじゃん!何やってんの、自分っ!!
あれは、私じゃな〜い!私じゃないんだからっ!!」
思わず、枕に顔を埋めます。
私「くぅ〜っ!!ミカエルの居所も分からないし。
ルシフェルの事好きになっちゃってるしっ!
ジャンヌの記憶が蘇って、情緒不安定でぐちゃぐちゃしてるしっ!
もう、訳が分かんないよぉ〜!
あぁ〜、最低〜!!
これじゃ、投獄される直前にレイモンさんにすがったのと、同じ??
どんだけ、恋愛好きなの、私っ!
男の人にすがれば、解決するとでもっ!?
もうもう、Rさんにへミ知覚戻せないしっ!!
どうすりゃいいのよっ!!」
思わず、ベッドを叩きまくります。
しばらく、ベッドの上でじたばたしてたら、喉が渇いてきて、キッチンへ立ち。
飲み物を淹れて落ち着きを取り戻します。
私「はぁ〜。もう、ルシフェルの事は置いておいて。
Rさんの事も、おいおい説明していこう。
きっと、彼はそんなに記憶を取り戻していないだろうから。
色々言っても、困惑させるだけだろうしね…。
ミカエルさんの所在も不明のまま。
こうなったら、私のへミ知覚を向上させて、なんとかしてフォーカス100へ向かうしかない。
月末の大阪講演が、いいきっかけになるといいけれど…。」
そうして、落ち着きを取り戻した私はパソコンを開いて、受信メールを確認します。
私「アレ?ムンクさんからだ。」
メールを読むと、大阪講演の後に、スタッフとの懇親会があるから、参加しませんか?というお誘いのメッセージでした。雲黒斎さんも紹介するよ?とあります。
私「えぇ!?こっそり一受講者として参加するつもりだったのに。
顔出しするの、恥ずかしいけれど、お礼も言いたかったし。
その上、雲黒斎さんを紹介してくれるの!?
これは、ちょっと…そんな、会いたいじゃ〜ん!
あぁ〜、ブログにエロい事書いているから、顔出しNGのつもりだったけど。
大阪だし、きっと関係者に会う確率低いし。
思い切って、参加しちゃおう!
ムンクさん、いい人だ〜!」
私はいそいそと参加します、とメッセージを送信して、再びネットサーフィンを始めます。
ついつい、仲の良くなった人に、ムンクさんの大阪講演会に参加するよって自慢をしてしまいます。
すると、ムンクさんと共通のマイミクさんから、メッセージが届いて。
実は、彼のガイドから、お酒をやめるように伝えてほしいと頼まれていて。
私からも、ムンクさんへ、お酒を控えるようにお願いしてほしい、という内容のメッセージが届きます。
私「えぇっ!?初対面の私から言って、お酒って控えれるものなの?
ちょっと、無理だと思うけれど。
それだけ、ムンクさんはガイドに愛されているのねぇ〜。
なんか、アッチの世界って色々事情が筒抜けなのね〜。」
一応、がんばってみます、と返事を出します。
そして、他のヘミシンカーさんのブログを読み漁ります。
すると、Rさんのブログのコメントの常連さん達が過去生で私(ジャンヌ)を見ていた、という記事がアップされています。
私「うわ〜!うわ〜!なんか、すごいやぁ。
私の事、記事にされてるっ!
って、私じゃないか、過去生だもんな。
すごいなぁ、まるでスピンオフだ。
主人公がそれぞれのブログ主で、共通の時代に生きた物語を共有し合っている。
こんなことがあるんだなぁ〜。
ヘミシンクってすごいなぁ。
ドキドキしちゃうっ!」
なんだか、浮かれてきました。
大阪講演まで1週間ほどです。
(この調子だと、あと2回ぐらい、ルシフェルの所に行かないと、体が持たない。
…あと2回で、彼との関係に決着がつけられるといいのだけれど…。
そういえば、またルシフェルの事を、ラファエルと言い間違えていたな…。
彼の瞳が水色に見えて…。
頭がボーっとして、思わず、口をついて出ていたんだけれど。
なぜ、彼は怒らないんだ?
不快になっても、いいだろうに…。
大体、ラファエルさんの瞳の色は紺色だし。
それを見間違えるのも、妙な話だな…。
なんだろう…。
青い水の正体も気になる…。
あぁ、ダメだ…。
猛烈に眠くなってきたぞ…。
しかたない、ルシフェルが名前を言い間違えても怒り出さなかった、という事だけ覚えておいて。
今日は、もう、休もう…。
大阪講演、楽しみだな…。)
そうして、私はパソコンのフタを閉めて、その日は休んだのでした。
